AGA(男性型脱毛症)治療
「AGA」とは「Androgeneric Alopecia」の略で、男性に最も多く認められる脱毛症で、放置しておくと髪の毛は減り続けます。
AGAでは、ジヒドロテストステロン(DHT)などのホルモンの関与によりヘアサイクルの成長期が短縮し、硬毛が軟毛化することで薄毛が徐々に進行します。
AGA治療薬は、テストステロンをDHTに変換する1型および2型の5α還元酵素を阻害しDHTを低下させ、ヘアサイクルの正常化を促し毛髪数を増加させます。
プロペシア1㎎を24週間内服により、成人男性の約90%に効果が認められております。
また、ザガーロ0.5㎎を24週間内服することで、プロペシア1㎎の1.6倍の毛髪数の増加を認めました
プロペシアでは効果不十分と感じる方は、ザガーロ0.5㎎をお勧めします。
プロペシア(1㎎) | ザガーロ(0.5㎎) | |
作用 | 2型5α還元酵素阻害 | 1型&2型5α還元酵素阻害 |
発売日 | 2005年 | 2016年 |
販売会社 | MSD | グラクソ・スミスクライン |
副作用発現率 (詳細は下記参照) |
20% | 16% |
飲み方
いずれも1日1回内服になります。
使用上の注意
- 男性における男性型脱毛症のみの適応です。他の脱毛症に対する適応はありません。
- 20歳未満での安全性および有効性は確立していません。
- 治療効果を評価するためには、通常6カ月間の投薬が必要です。
- 薬剤は肝臓で代謝されるため、肝機能障害を指摘されている方は医師に相談して下さい。
- 服用開始6カ月後より、前立腺ガンの腫瘍マーカーであるPSA値が約50%減少します。服用中止6カ月後には元の数値に戻ります。
24週間服用した際の副作用の比較
プラセボ(偽薬) | プロペシア1㎎ | ザガーロ0.5㎎ | |
投与した人数 | 181人 | 179人 | 184人 |
副作用発現数(率) | 27人(15%) | 35人(20%) | 30人(16%) |
勃起不全 | 6人(3%) | 10人(6%) | 10人(5%) |
射精不能 | 2人(1%) | 3人(2%) | 1人(1%) |
射精障害 | 1人(1%) | 2人(1%) | 2人(1%) |
リビドー減退 | 2人(1%) | 7人(4%) | 4人(2%) |
腹痛 | 2人(1%) | 0人 | 0人 |
精液量減少 | 0人 | 0人 | 2人(1%) |
鼻咽頭炎 | 0人 | 1人(1%) | 3人(2%) |
名称 |
料金(税込み) |
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プロペシア 1㎎ |
28錠 8,400円 |
140錠 38,000円 |
フィナステリド1㎎ (プロペシアの後発品) |
28錠 4,500円 |
140錠 20,000円 |
ザガーロ 0.5㎎ |
30カプセル 10,000円 |
150カプセル 45,000円 |